2023/04/04 00:00
【競輪勉強シリーズ】『期変わりを深く知る』 ~昇級と降級を分析し高配当を掴み取る~
『競輪』は難しい。
『競輪』は知れば知る程面白い。と思って頂ける様に、ビギナーでも一から分かる競輪知識を紹介する。
■『期変わりを深く知る!』
・競輪選手と同じように、車券を買う人にとっても重要になるのが「期変わり」。
この「期変わり」について、深く知っていただきたい。
「期変わり」とは、競輪選手の通信簿でもある競走得点と関わりが深いものです。
競輪界では、前期後期に分かれており、前期は1月から6月末までで、後期は7月から12月末までを指します。
競輪選手のランクトップ9は「S級S班」で、前年の競輪グランプリに出走した9選手が、翌年1年間S級S班として戦います。
「S級」は1班2班、「A級」は1班2班、「A級チャレンジ」はA級3班、「ガールズケイリン」はL級1班に分けられます。
このランクを分けるのが競走得点。
その年の前期で獲得した競走得点は翌年の前期に反映され、その年の後期で獲得した競走得点は翌年の後期に反映されます。
たとえば、その年の前期は好調でS級の競走得点を獲れたが、翌年の前期S級に上がってから不調に陥る場合もあります。
また、その年の前期でS級1班の競走得点を獲得したが、前年の後期にはA級1班の競走得点しかなかった場合、その年の後期には一度A級に降格してから戦わなければなりません。
競輪選手には年間を通して安定した成績が求められるため、そのプレッシャーは車券にも影響するかもしれません。
競輪ファンも力が入る1月初めと7月初めの期変わりです。
私の経験では、期変わりでS級に昇級した自力選手で、近況成績が安定していて決勝の常連であればS級でも戦えます。
競走得点は直近4ヶ月分の成績に基づいており、A級の成績も含まれています。
したがって、穴をつかんで大きな配当を得ることができます。
また、S級からA級に降級した選手や、A級からチャレンジに降班した選手でも、競走得点が高いままの追込みベテラン選手は注意が必要です。
競走得点は高いままで、調子が下がっている状態だとレース展開に馴染めない、若手選手の踏み出しに苦戦する等々人気に応えられないことも多々有る。
私が1番推したいのが、A級からチャレンジに降班して、再びA級に返り咲いた自力兼備の若手選手です。
チャレンジ戦では、ルーキーや若手のきつい踏み出しに喰らい付き、チャレンジ準決勝、決勝で揉まれていればA級戦でも通用する。
此処にも云えることは、競走得点で上がる前、他の競輪ファンが気付く前までに穴車券を勝負して的中したいところ。
あとは、期変わりになる1.2ヶ月前から、引退が懸かったベテラン選手の勝負駆けも狙いたい。
期首の1〜2ヶ月前から情報収集を始め、大きな配当を獲得するチャンスを逃さないようにしましょう。
自分の知識を信じて、高配当を掴み獲りたい。
(記 京凛敬三)
競輪小僧(けいりんこぞう)
自称競輪芸人。学生時代は陸上部で長距離ランナーとして県大会にも出場。上位の成績をもつ。
全国の競輪場でのイベントや中継でも活躍。過去に複数回AI予想と対決し善戦している。