2024/07/19 13:30
【相模湾のBIGBOSS コラム】福井競輪 開設74周年記念 不死鳥杯GⅢ
今回は7月20日(土)から開幕する福井競輪開設74周年記念不死鳥杯(GⅢ)の予想コラムを寄稿します。
昨日までの初のミッドナイトGⅢ競走in佐世保、皆様はいかがでしたでしょうか。
私が寄稿した選手は全員、最終日までには1勝は勝ち取っていたので、私の選手に対する見方も精度が上がって来たのかなとは思っています。
ただし、推奨選手と車券が当たるのはこれ別問題でして、推奨選手が参加するレースでも番組を見ると、外してしまったりするものですよね。
皆さんもそのような事は多々あるのではないでしょうか。
ただし、そこが競輪の楽しさであり、推理の面白味がある部分でもあるのですが。
佐世保の決勝戦も3着抜けで外してしまいましたけどね。
前段はさておき、明日から福井記念ですね。
色々と過去の資料や現在の調子を見ながら推奨選手を捻りだしました。
今回は少々長いですが、ご一読いただけますと幸いです!
さて、いつも通り福井競輪場の特徴から
福井競輪場は周長400mで見なし直線は52.8mとなっています。
全国平均に対して見なし直線が短いという特徴を有しております。
その他、日本競輪選手養成所(旧:日本競輪学校)をモデルに作られているバンクでクセがなく、どの決まり手も決まりやすいと言われていますが「捲り」より「差し」がほんの少し高いので、先行ラインがやや有利な傾向といえるでしょう。
福井競輪場全体での決まり手の割合は比較的「逃げ」が高いことから、見なし直線距離が短い特徴が影響していると言えそうです。
それにより、先行選手がスピードを落とすことなく、ゴールにできると予測されます。
しかし9車立てのレースで決まり手を見てみると、1着の決まり手は「差し」の割合が高くなっています。
半数以上が「差し」の一方で「逃げ」の割合が減っています。
9車立てに絞った場合は、圧倒的に「差し」が有利と言えそうです。
そして、2着の決まり手では目立った特徴はないことから、レースによって穴を狙ったり、堅い予想をすると良いでしょう。
以上のことを踏まえて車券戦術の参考にされてください。
それでは今回のイチオシ選手は
◆イチオシ選手
【上田 尭弥選手(熊本・113期)】
一時期は落車によるケガで不調が続いていましたが3場所前 四日市FⅠでは2021年12月以来の優勝を飾り、近況は復調気配で気になる存在です。
前場所 青森FⅠ戦の初日は2コーナーからカマシ先行で2着。
2日目準決勝戦は前受けからツッパリ先行で後ろを引き出す形で5着。
最終日は前受けから押さえに来たラインの番手で粘り、奪い取ってすかさず番手捲りで1勝を勝ち取りました。
初日と2日目はしっかりと長距離踏んでラインに貢献する走りを披露した一方、最終日はイン粘りを敢行する一面も披露しました。
9車立と7車立ての違いはありますが いずれにせよ状態が良いのは間違いないので車券的妙味は十分ある選手だと思い、イチオシ選手とさせていただきます。
その他推奨選手は
◆推奨選手
【池田 憲昭選手(香川・90期)】
昨年11月の防府記念in玉野の初日を最後にしばらく欠場が続き、今年2月下旬の岐阜FⅠ戦から復帰するも成績が上がらず低空飛行が続く流れでした。
ところが、3場所前の地元FⅠ戦では初日と2日目のレースでライン3番手からアタマに突き抜けて連勝。
無傷で決勝戦に進出しました。それまでとは見違えるほどの動きを披露。復調気配であることをビンビンと感じるレース内容でした。
2場所前の小倉や前場所の久留米では負け戦ながらも自力捲りを敢行し、それぞれ1勝を勝ち取りました。
現在の競走得点は98.56と今回の出走メンバーの中では決して高い競走得点ではないです。
よって人気を落とす評価かと思われますが、直近のレースを見る限りでは点数以上の動きをしているのは明確で車券的妙味は十分あると思いますので展開次第ですが狙ってみるのも面白いと思います。
穴党の方にはオススメで、イチオシ選手と同等の評価付けとさせていただきます。
【川津 悠揮選手(北海道・96期)】
調子の波に差がありますが侮れない一車なのは間違いないです。
前場所小田原FⅠ戦の初日は真船圭一郎選手(福島)の番手戦。
前段の縺れを捲り切った真船選手をしっかりと差し切り1勝をゲット。
2日目は渡邉雅也選手(静岡)の番手戦。
最終1センター付近で不発と見ると瞬時に切り替えて自力発動。
約半周もがいて1勝をゲットしました。
このレースの決まり手は「捲り」となっていますが私が見て判断した結果は「逃げ」と付いても不思議ではないレースぶりに思います。
初日のレースで捲った真船選手のスピードは少々落ちているようにも見えますが、番手からきっちり差し切っていますし好調じゃないと差し切る事は難しいと考えます。
懸念材料としては、踏み出しの甘さですね。
ただし、踏み出しのタイミングを間違えなければ穴に一考できる選手だと思いますので是非注目してみてください。
【木暮 安由選手(群馬・92期)】
2月小松島FⅠ戦での落車によるケガでしばし欠場していましたが4月の川崎記念から復帰。
復帰後しばらくは不調でしたが6月の地元記念で復調気配。
前場所の小田原FⅠ戦、初日特選は目標に指名した雨谷一樹選手(栃木)の動きに続く形で3着流れ込み。
2日目は目標の中嶋宣成選手(長野)が後ろ攻めからカマシに行くも外に浮いて不発。
インに切り込んで先行する中釜章成選手(大阪)の番手にハマると最終2センター付近からショート捲りでアタマ取り。
決勝戦は武田亮選手(東京)のライン3番手からレースを進めていき番手捲りを放った雨谷選手に続く流れから最終4コーナーで進路に内に切り替えて差し切り優勝を飾りました。
動きが冴え渡る強い木暮選手が戻ってきましたし今の状態が本来の姿だと思います。
今回のあっせんを弾みにして再びグレード戦線での活躍を期待して推奨します。
今回もイチオシ・推奨選手とは別に気になる選手を一言程度付け足しします、
◆気になる選手
【笠松 信幸選手(愛知・84期)】
ヨコの動きや絡まれてしまうとモロい部分があるが、追走マークや目標不発から切り替えて伸ばしてくるタテ脚は近況申し分ない動き。
【石毛 克幸選手(千葉・84期)】
前場所豊橋では2勝、目標選手がしっかり動けば連対は十分可能。
今回は自力選手よりも、番手差しを戦法とする選手の推奨が多くなりましたが、前々で競走し、ちょい差し(または普通に差し)が多くなりそうな走路で、福井競輪場の特徴を踏まえての推奨選手ではあります。
逃げて差す。そんなレースが繰り広げられそうで、3番手からの強襲なども含め見応えのあるレースが展開されることでしょう。
引き続き、ロトプレイスで車券に投票しながら、明日からの4日間を楽しみたいと思います。
昨日までの初のミッドナイトGⅢ競走in佐世保、皆様はいかがでしたでしょうか。
私が寄稿した選手は全員、最終日までには1勝は勝ち取っていたので、私の選手に対する見方も精度が上がって来たのかなとは思っています。
ただし、推奨選手と車券が当たるのはこれ別問題でして、推奨選手が参加するレースでも番組を見ると、外してしまったりするものですよね。
皆さんもそのような事は多々あるのではないでしょうか。
ただし、そこが競輪の楽しさであり、推理の面白味がある部分でもあるのですが。
佐世保の決勝戦も3着抜けで外してしまいましたけどね。
前段はさておき、明日から福井記念ですね。
色々と過去の資料や現在の調子を見ながら推奨選手を捻りだしました。
今回は少々長いですが、ご一読いただけますと幸いです!
さて、いつも通り福井競輪場の特徴から
福井競輪場は周長400mで見なし直線は52.8mとなっています。
全国平均に対して見なし直線が短いという特徴を有しております。
その他、日本競輪選手養成所(旧:日本競輪学校)をモデルに作られているバンクでクセがなく、どの決まり手も決まりやすいと言われていますが「捲り」より「差し」がほんの少し高いので、先行ラインがやや有利な傾向といえるでしょう。
福井競輪場全体での決まり手の割合は比較的「逃げ」が高いことから、見なし直線距離が短い特徴が影響していると言えそうです。
それにより、先行選手がスピードを落とすことなく、ゴールにできると予測されます。
しかし9車立てのレースで決まり手を見てみると、1着の決まり手は「差し」の割合が高くなっています。
半数以上が「差し」の一方で「逃げ」の割合が減っています。
9車立てに絞った場合は、圧倒的に「差し」が有利と言えそうです。
そして、2着の決まり手では目立った特徴はないことから、レースによって穴を狙ったり、堅い予想をすると良いでしょう。
以上のことを踏まえて車券戦術の参考にされてください。
それでは今回のイチオシ選手は
◆イチオシ選手
【上田 尭弥選手(熊本・113期)】
一時期は落車によるケガで不調が続いていましたが3場所前 四日市FⅠでは2021年12月以来の優勝を飾り、近況は復調気配で気になる存在です。
前場所 青森FⅠ戦の初日は2コーナーからカマシ先行で2着。
2日目準決勝戦は前受けからツッパリ先行で後ろを引き出す形で5着。
最終日は前受けから押さえに来たラインの番手で粘り、奪い取ってすかさず番手捲りで1勝を勝ち取りました。
初日と2日目はしっかりと長距離踏んでラインに貢献する走りを披露した一方、最終日はイン粘りを敢行する一面も披露しました。
9車立と7車立ての違いはありますが いずれにせよ状態が良いのは間違いないので車券的妙味は十分ある選手だと思い、イチオシ選手とさせていただきます。
その他推奨選手は
◆推奨選手
【池田 憲昭選手(香川・90期)】
昨年11月の防府記念in玉野の初日を最後にしばらく欠場が続き、今年2月下旬の岐阜FⅠ戦から復帰するも成績が上がらず低空飛行が続く流れでした。
ところが、3場所前の地元FⅠ戦では初日と2日目のレースでライン3番手からアタマに突き抜けて連勝。
無傷で決勝戦に進出しました。それまでとは見違えるほどの動きを披露。復調気配であることをビンビンと感じるレース内容でした。
2場所前の小倉や前場所の久留米では負け戦ながらも自力捲りを敢行し、それぞれ1勝を勝ち取りました。
現在の競走得点は98.56と今回の出走メンバーの中では決して高い競走得点ではないです。
よって人気を落とす評価かと思われますが、直近のレースを見る限りでは点数以上の動きをしているのは明確で車券的妙味は十分あると思いますので展開次第ですが狙ってみるのも面白いと思います。
穴党の方にはオススメで、イチオシ選手と同等の評価付けとさせていただきます。
【川津 悠揮選手(北海道・96期)】
調子の波に差がありますが侮れない一車なのは間違いないです。
前場所小田原FⅠ戦の初日は真船圭一郎選手(福島)の番手戦。
前段の縺れを捲り切った真船選手をしっかりと差し切り1勝をゲット。
2日目は渡邉雅也選手(静岡)の番手戦。
最終1センター付近で不発と見ると瞬時に切り替えて自力発動。
約半周もがいて1勝をゲットしました。
このレースの決まり手は「捲り」となっていますが私が見て判断した結果は「逃げ」と付いても不思議ではないレースぶりに思います。
初日のレースで捲った真船選手のスピードは少々落ちているようにも見えますが、番手からきっちり差し切っていますし好調じゃないと差し切る事は難しいと考えます。
懸念材料としては、踏み出しの甘さですね。
ただし、踏み出しのタイミングを間違えなければ穴に一考できる選手だと思いますので是非注目してみてください。
【木暮 安由選手(群馬・92期)】
2月小松島FⅠ戦での落車によるケガでしばし欠場していましたが4月の川崎記念から復帰。
復帰後しばらくは不調でしたが6月の地元記念で復調気配。
前場所の小田原FⅠ戦、初日特選は目標に指名した雨谷一樹選手(栃木)の動きに続く形で3着流れ込み。
2日目は目標の中嶋宣成選手(長野)が後ろ攻めからカマシに行くも外に浮いて不発。
インに切り込んで先行する中釜章成選手(大阪)の番手にハマると最終2センター付近からショート捲りでアタマ取り。
決勝戦は武田亮選手(東京)のライン3番手からレースを進めていき番手捲りを放った雨谷選手に続く流れから最終4コーナーで進路に内に切り替えて差し切り優勝を飾りました。
動きが冴え渡る強い木暮選手が戻ってきましたし今の状態が本来の姿だと思います。
今回のあっせんを弾みにして再びグレード戦線での活躍を期待して推奨します。
今回もイチオシ・推奨選手とは別に気になる選手を一言程度付け足しします、
◆気になる選手
【笠松 信幸選手(愛知・84期)】
ヨコの動きや絡まれてしまうとモロい部分があるが、追走マークや目標不発から切り替えて伸ばしてくるタテ脚は近況申し分ない動き。
【石毛 克幸選手(千葉・84期)】
前場所豊橋では2勝、目標選手がしっかり動けば連対は十分可能。
今回は自力選手よりも、番手差しを戦法とする選手の推奨が多くなりましたが、前々で競走し、ちょい差し(または普通に差し)が多くなりそうな走路で、福井競輪場の特徴を踏まえての推奨選手ではあります。
逃げて差す。そんなレースが繰り広げられそうで、3番手からの強襲なども含め見応えのあるレースが展開されることでしょう。
引き続き、ロトプレイスで車券に投票しながら、明日からの4日間を楽しみたいと思います。
長谷川龍次
ギャンブラー木村軍団の秘蔵っ子。
『相模湾のビッグ・ボス』こと、長谷川龍次(りゅうじ)
競輪をこよなく愛する若き競輪ファン。
ギャンブラー木村とは長年の親交を持ち
若いながらも持ち合わせている選手眼はギャンブラー木村も一目置く。
ホームグランドは平塚競輪場だが、関東一円の競輪場での目撃情報多数
『相模湾のビッグ・ボス』との異名はギャンブラー木村による命名
Tweet